こんにちは、私はアルゼンチンのアントニオ・フォルマロです。現在チェコのフラデツ・クラーロヴェー市に来ています。本日PETROF製のピアノBora 159モデルを弾かせていただきました。グランドピアノとしては小さめの楽器です。このモデルは長さが短めで楽器の幅も他のPETROF楽器と同じであるにもかかわらず、中声部が豊かで、しかしコンパクトな音を生み出しています。このようなサイズのピアノにしてはまず他では見られない能力だと私は思っています。アパートや小さめの家に住む演奏家の自宅用の楽器として、また小さなコンサートホールに最適な楽器だと思います。特に注目すべき事は、中声部の音が非常にコンパクトであり、低音部は充分に深い音を出すので大きなグランドピアノを弾いている感覚が得られる事です。高音部もまた全ての音が明確に出せます。それゆえこの楽器は本当に素晴らしく特別なピアノだと思います。