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PETROF社創立155周年記念に際しTiger WoodWalnut Rootの2台のアップライトピアノと並んで製作されました。このピアノはStingrayと名付けられ、世界で唯一無二の楽器です。

エイ皮による装飾を施した楽器を製作するアイデアが生まれたのは既に10年前。エイの皮は強度の耐性によって知られており、それは正に同じく耐性の良さで評判の高いPETROF楽器にぴったりマッチします。社の創立155周年記念が近づくと共にその製作実現化に向けての時が熟しました。そのアイデアをグランドピアノとして誕生させるという決断は当然の成り行きでした―エイの動きは鳥の飛ぶ姿に非常に似ているため、胸ビレを「翼」とも言う―つまりそれはグランドピアノと同意義だからです。 ※グランドピアノはチェコ語ではその形状から「翼」を意味する と呼ばれる。

このピアノの設計には1年以上もの時を要し、製作にあたっては設計士やピアノ製作マイスターなど数多くの専門家が携わりました。

グランドピアノStingrayはなぜこんなに独特なのでしょうか。カプチーノ色に施されたピアノの表面加工はまず他では見られません。この色は私たちに、エイが日中の大半を過ごす海の砂を思い起こさせます。

そして何よりも特別なのは、特殊な形状の脚と着色されたエイ皮の装飾です。エイの皮は非常に珍しい素材で、全体がケラチンに覆われている為、とても硬く耐性に優れています。その外観はまるで大自然がビーズを一粒ずつ丁寧に並べたようです。エイにおいてケラチンが描き出す模様は人間における指紋と同様、個体ごとに異なっており唯一無二のものなのです。

グランドピアノStingrayは譜面台や取っ手、屋根、鍵盤蓋、角の形にも特徴があります。また響板は通常よりずっと明るい色をしています。その理由はピアノ本体の独特な色合いです。全てを完璧に調和させるため、ギターの裏板によく使用されるタモ単板もここでは適切な色に染色されています。

このピアノはミニマリズムデザインが特徴であるにも関わらず、よく工夫された細部もあちらこちらに見られます。金属フレームのネジ頭部の小さなエイにお気付きですか?エイの皮で作られた下敷きの上に小さなエイ形の飾りが載せられており、それら全てがレジンで保護されています。もちろん通常、ネジはこういった方法で製造されていませんので、このピアノの為に特注で作る必要があった事にも言及しておくべきでしょう。

譜面台にも取り外し可能な金属製のエイの装飾が施されています。

このピアノに併せて同色、同デザインの椅子も製作されました。ここでも高さ調節ネジ部分にエイの皮の装飾が見られます。

この楽器は2019年4月にフランクフルトで行われたミュージックメッセにおいて一般に初公開されました。そして当然の事ながら会場の注目の的となりました。

現在この楽器はフラデッツ・クラーロヴェー市のPETROF Galleryショールームでご覧いただき試演していただく事ができます。皆様のご来館を心よりお待ちしています。

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