プラハとロサンゼルスに拠を置く、作曲家でマルチ・インストルメンタリストのカレル・ハヴリーチェク。近年は特に、テレビシリーズや映画向けの音楽を作曲している。彼の楽曲はHBO Europe、アメリカのストリーミングサービス、そしてチェコテレビのドラマシリーズでも使用された。数年の間に国内外多くのコマーシャルソングを作曲、またテレビ、演劇、チャリティースポット広告向けにサウンドデザインも手掛けている。更に、賞を得たアメリカの長編ドキュメント映画、「Lion Ark」の音楽を担当した。
彼のソロアルバム「Spoken」は、全く違う環境下にある世界の2か所で得た、カレルの人生や経験に基づく深い思考、感情、出来事から生まれたものである。また、この20年間はロサンゼルスに居住し、画家としてカレルの音楽に少なからぬ影響を与えた彼の双子の兄弟、マキシムとの深い関係をも反映している。彼らの結びつきと2つの芸術の交錯が、カレルに音楽と美術の間に発生するコミュニケーションのニュアンスを教え、彼の音楽の道を飛躍させた。映画・テレビシリーズ分野の作曲家として長年の経験があるにもかかわらず、「Spoken」は彼の初めてのソロアルバムである。ピアノはカレルの感情表現の主な手段だ。彼のピアノを、電子機器に接続された弦楽器や繊細な管楽器がサポートする。「Spoken」は彼の音楽人生の一時代を象徴する、全17曲が収録されている。
